PCにインストールされたWindows VISTA(バックアップ元)を、Windows共有フォルダ(バックアップ先)にバックアップする手順を記す。
バックアップツールにはParted Magicを使用し、リストアする方法もあわせて記す。
なお、Parted Magic付属のバックアップツールは敢えて使わない。
下記図中はLiveCDになっているが、LiveUSBでも構わない。
確認環境
- バックアップ対象:Windows VISTA Business on VMware Player 4.x
- バックアップ先:Windows XPの共有フォルダ
- バックアップツール:Parted Magic 2011_12_30
確認手順
Ⅰ.バックアップ
(1) Parted MagicのLiveCDを起動すると、下記画面が現れるので「Default settings (Runs from RAM)」を選択。
(2)Parted Magicが起動完了したら、浮き輪の横のモニターのアイコンをクリックし、コマンドライン端末(LXTerminal)を起動。
以下、コマンドライン端末上の手順
(3)バックアップ先のWindows共有フォルダをマウント ※共有フォルダのIPが192.168.192.1、共有名がimages、ユーザ名がownerの場合の例
# mkdir /root/images # mount -t cifs //192.168.192.1/images /root/images -o username=owner Password:
(4)バックアップ元のディスクのデバイス名を確認 ※この場合は/dev/sda
# cat /proc/partitions major minor #blocks name 7 0 35216 loop0 7 1 139104 loop1 8 0 41943040 sda 8 1 10485760 sda1 8 2 31455232 sda2
(5)バックアップを実施。※ddでなくcatでも構わないが、ddは実行後に経過時間や転送レートが出るのでお薦め
# dd if=/dev/sda | gzip - -c > /root/images/sda_image.gz 83886080+0 records in 83886080+0 records out 42949672960 byte (43 GB) copied, 9630.57 s, 4.5 MB/s #
以下、バックアップ作業の画面イメージ
Ⅱ.リストア
Windows共有フォルダマウントまでは、バックアップと同様。
(1)リストア先のディスクを確認 ※リストア効果確認のため、ディスクを敢えて初期化済
# cat /proc/partitions major minor #blocks name 7 0 35216 loop0 7 1 139104 loop1 8 0 41943040 sda
(2)リストアの実施
# zcat /root/images/sda_image.gz | dd of=/dev/sda 83886080+0 records in 83886080+0 records out 42949672960 byte (43 GB) copied, 8446.09 s, 5.1 MB/s #
(3)再起動をし、VISTAが立ち上がることを確認
以上
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