2012年2月3日

Parted Magic - Windowsシステムディスクのバックアップ&リストア

※Parted Magicは2013年に有償化されています。今後はこちらがおすすめです。

PCにインストールされたWindows VISTA(バックアップ元)を、Windows共有フォルダ(バックアップ先)にバックアップする手順を記す。

バックアップツールにはParted Magicを使用し、リストアする方法もあわせて記す。

なお、Parted Magic付属のバックアップツールは敢えて使わない。

下記図中はLiveCDになっているが、LiveUSBでも構わない。




確認環境
  • バックアップ対象:Windows VISTA Business on VMware Player 4.x
  • バックアップ先:Windows XPの共有フォルダ
  • バックアップツール:Parted Magic 2011_12_30
確認手順

Ⅰ.バックアップ

(1) Parted MagicのLiveCDを起動すると、下記画面が現れるので「Default settings (Runs from RAM)」を選択。


(2)Parted Magicが起動完了したら、浮き輪の横のモニターのアイコンをクリックし、コマンドライン端末(LXTerminal)を起動。



以下、コマンドライン端末上の手順

(3)バックアップ先のWindows共有フォルダをマウント ※共有フォルダのIPが192.168.192.1、共有名がimages、ユーザ名がownerの場合の例

# mkdir /root/images
# mount -t cifs //192.168.192.1/images /root/images -o username=owner
Password:

(4)バックアップ元のディスクのデバイス名を確認 ※この場合は/dev/sda

# cat /proc/partitions
major minor #blocks name


  7        0     35216 loop0
  7        1    139104 loop1
  8        0  41943040 sda
  8        1  10485760 sda1
  8        2  31455232 sda2

(5)バックアップを実施。※ddでなくcatでも構わないが、ddは実行後に経過時間や転送レートが出るのでお薦め

# dd if=/dev/sda | gzip - -c > /root/images/sda_image.gz
83886080+0 records in
83886080+0 records out
42949672960 byte (43 GB) copied, 9630.57 s, 4.5 MB/s
#

以下、バックアップ作業の画面イメージ


Ⅱ.リストア

Windows共有フォルダマウントまでは、バックアップと同様。

(1)リストア先のディスクを確認 ※リストア効果確認のため、ディスクを敢えて初期化済

# cat /proc/partitions
major minor #blocks name


  7        0     35216 loop0
  7        1    139104 loop1
  8        0  41943040 sda

(2)リストアの実施

# zcat /root/images/sda_image.gz | dd of=/dev/sda
83886080+0 records in
83886080+0 records out
42949672960 byte (43 GB) copied, 8446.09 s, 5.1 MB/s
#


(3)再起動をし、VISTAが立ち上がることを確認



以上

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