Atherosチップのドライバは、下記madwifiプロジェクトのWebページでソースコードで公開されている。
本記事では、CentOS6に対し、ソースコードからAtheros製無線LANドライバを導入する手順を記す。
madwifiプロジェクト※画像をクリックすると移動 |
確認環境
- Atheros AR5006EXS Wierless Network Adapter
- CentOS 6.2 (Desktopでインストール)
- 有線LAN接続接続あり
確認手順
(1) コンパイル環境の準備
手順は割愛するが、以下の2パッケージ(と依存するパッケージ)をインストールする。
- gcc
- kernel-devel ※現在動作中のカーネルバージョンと同じものをインストールすること
(2) ソースコードの入手
※右上にある目立つ「Download Latest Release: MadWifi v0.9.4」からはダウンロードしない。
「In case you use kernel 2.6.25 or newer, you need to get this snapshot」とある一文のthis snapshotのリンクをクリックし、madwifi-0.9.4-current.tar.gzダウンロード。
(3) コンパイル&インストール
以下のコマンドラインを実行。
# tar xvf madwifi-0.9.4-current.tar.gz
...
# cd madwifi-0.9.4-r4176-20111123/
# make
...
# make install
...
(4) modinfoコマンドでドライバ組み込み状況を確認
# modinfo ath_pci
filename: /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/net/ath_pci.ko
license: Dual BSD/GPL
version: svn r4176 (branch madwifi-0.9.4)
description: Support for Atheros 802.11 wireless LAN cards.
author: Errno Consulting, Sam Leffler
srcversion: 5FCEED55F9FC016087375BA
「In case you use kernel 2.6.25 or newer, you need to get this snapshot」とある一文のthis snapshotのリンクをクリックし、madwifi-0.9.4-current.tar.gzダウンロード。
(3) コンパイル&インストール
以下のコマンドラインを実行。
# tar xvf madwifi-0.9.4-current.tar.gz
...
# cd madwifi-0.9.4-r4176-20111123/
# make
...
# make install
...
(4) modinfoコマンドでドライバ組み込み状況を確認
# modinfo ath_pci
filename: /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/net/ath_pci.ko
license: Dual BSD/GPL
version: svn r4176 (branch madwifi-0.9.4)
description: Support for Atheros 802.11 wireless LAN cards.
author: Errno Consulting, Sam Leffler
srcversion: 5FCEED55F9FC016087375BA
...
(5) 無線LAN接続
暫く待ち、上部のネットワークアイコンを左クリックすると、以下のように検出したSSIDが閲覧できるので、接続したいSSIDを選択する。※認証が必要な場合は、認証キーを確認するダイアログボックスが出てくるので、認証キーを入力する。
以上
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