2012年1月15日

CentOS6 - Atheros製無線LANの利用

調べきったかどうかは怪しいが、RHEL系はAtheros製の無線LANチップは認識しない様子だ。

Atherosチップのドライバは、下記madwifiプロジェクトのWebページでソースコードで公開されている。

本記事では、CentOS6に対し、ソースコードからAtheros製無線LANドライバを導入する手順を記す。

madwifiプロジェクト※画像をクリックすると移動


確認環境
  • Atheros AR5006EXS Wierless Network Adapter
  • CentOS 6.2 (Desktopでインストール)
  • 有線LAN接続接続あり

確認手順

(1) コンパイル環境の準備

手順は割愛するが、以下の2パッケージ(と依存するパッケージ)をインストールする。
  • gcc
  • kernel-devel ※現在動作中のカーネルバージョンと同じものをインストールすること
(2) ソースコードの入手

※右上にある目立つ「Download Latest Release: MadWifi v0.9.4」からはダウンロードしない。

「In case you use kernel 2.6.25 or newer, you need to get this snapshot」とある一文のthis snapshotのリンクをクリックし、madwifi-0.9.4-current.tar.gzダウンロード。

(3) コンパイル&インストール

以下のコマンドラインを実行。

# tar xvf madwifi-0.9.4-current.tar.gz
...
# cd madwifi-0.9.4-r4176-20111123/
# make
...
# make install
...

(4) modinfoコマンドでドライバ組み込み状況を確認

# modinfo ath_pci

filename:       /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/net/ath_pci.ko
license:        Dual BSD/GPL
version:        svn r4176 (branch madwifi-0.9.4)
description:    Support for Atheros 802.11 wireless LAN cards.
author:         Errno Consulting, Sam Leffler
srcversion:     5FCEED55F9FC016087375BA
...

(5) 無線LAN接続

暫く待ち、上部のネットワークアイコンを左クリックすると、以下のように検出したSSIDが閲覧できるので、接続したいSSIDを選択する。※認証が必要な場合は、認証キーを確認するダイアログボックスが出てくるので、認証キーを入力する。


以上



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